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児童虐待殺人罪の新設を

 子供への残忍な虐待が止まらない。この国はどうなってしまったのだろうか?虐待のあげく、子供を殺してしまう例が多すぎる。それでも、犯人達は保護責任者遺棄罪、同遺棄致死や傷害致死程度で済んでいる。現在の刑法は、子供への虐待死を軽く考えすぎている。


 『行為の態様によっては不作為による殺人罪(刑法199条)または傷害罪(刑法204条)が成立することもある。』(ウィキペディア)こんな馬鹿なこといっているのが学者や専門家だとしたら、専門家かどうかはさておき、人間のくずである。表面的な形、外形ばかりを重視して、本質を見ようとしない日本の学問のあり方には、つくづく嫌気がさす。

 抵抗も出来ない、自ら逃げることも出来ない、相手(親)を信頼している、そんな子供を死に至らしめるのは、明らかに殺人である。殺意の有無が問題なのでは無い。殺される人間が、ごついプロレスラーでも、生まれたばかりの赤ん坊でも同じだという、ゆがんだ平等主義が問題の本質であろう。

 もちろん、厳罰化が犯罪抑止にならないという話は、よく理解している。だがそれをここで持ち出すのは、本質論のすり替えにすぎないか、よほど頭の悪い輩であろう。厳罰化の目的は、犯罪抑止にだけ有るのでは無い。そのような犯罪が、いかに反社会的な行為、非人間的な行為であるかと言うことを、社会全体が認めていると示すところにあるはず。だが残念な事に、このような発言をいままでほとんど見かけたことが無い。


 本質は、このような事がなぜ起きるのか、ここまで母性を喪失した女性の存在はなぜなのか、なぜ簡単に弱者を殺そうとするのか、あまりにも重い問題である。が、だからこそ、まず手始めにその認識を社会全体で共有するためにも、虐待殺人罪を新設すべきであると思う。

平成28年1月30日(土)
秋山鷹志