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いつもの医院で1時間も待たされた理由 診療拒否の病院が..

 持病持ちなので、薬をもらいに近所の医院に定期的に通っている。こむ確率の高い月曜日を避けていったのだが、座るところもないほど人があふれていた。どうやら近所の会社の健康診断も受け付けていたようで、それならこれまでにも経験していたのでさして気にもしなかった。ところが、どうも様子がおかしいのだ。なかなか診察室に人が呼ばれない。

 薬をもらうだけなのに、結局1時間以上も待たされてようやく処方箋をもらって、薬局に行った。そこで、思わず「待たされて疲れた」とぼやいたところ、後から来た人が教えてくれた。込んでいた特別な理由があったのだ。それを聞いて、看護婦さんの「いま診察がとまっているので...」というちょっとおかしな言葉の意味も、納得できたのだが。

 お医者さんが、診察した患者さんをもっと大きな専門病院で見てもらう必要があると考えたのだろう。紹介状を書くのは良いのだが、受け入れ先の病院が無かったのだ。どこに連絡しても断られ、先生が受け入れてくれる病院を探すのに30分以上もかかってしまったのだという。そういえば、紹介状を持ってすぐに言ってくださいと告げていた看護師さんの言葉の中に、隣の市の名前が含まれていた。


 軽い病気は近くのかかりつけ医で、大学などの専門病院は高度医療に特化させるという政策。それ自体は明らかに正しい。だが、その正しい政策を実行に移す具体策や、現状を変えるための政策があまりにもお粗末なのだろう。

 救急車のたらい回し、緊急医療の崩壊、昔は歯科医いまは精神科医と儲かる分野の医者ばかりが急激に増加する「医は算術」の現実、過度な投薬、医療費の税金負担の限界等々、根本から正さねばならないことは行われず、耳障りの良い政策言葉だけが一人歩きしている。

 高度医療に特化した病院が、街の診療所で手におえない患者さんを引き受けないで拒否する。素人が勝手に押しかけたのでは無い。専門家が、必要と判断しているのだ。それでもうけない。いや引き受けられない事情があるのだろう。




 安倍政権の政治を見ていて思うことがある。やろうとしていることや掲げた政策はそれなりなのだが、結果がついてこない。それを邪魔しているのが、既得権と結託した政治家・官僚である事は、民泊特区のできあがった法律を見てみれば一目瞭然である。足りない宿を増やすための特区の法律が、いつのまにか新たな業者・個人の参入を妨げる障壁に化けているのである。許可するといいながら、乗り越えられない高い条件を作って妨害する。実際大田区の特区、申請希望は260を越えていたのに、申請できたのはたった1社の2軒だけ。どこが、民泊拡大なのだ。実際は民泊をさせないための法律なのだ。

 この手の話が、あまりにも多すぎる。役人によって作られた実際の法律が、本来の趣旨にあっているかどうか、実施の結果がどうなったのか、あまり聞いたことが無い。地方創生大臣も、これまでの政策の結果を点検すると言っていたが、どうなったのだろうか?何も聞こえてこない。

 安倍総理は、この事にもっと注意を向けるべきであろう。そうで無いから、アベノミクスでも外交でも、どうも最後にうまくいかなくなる。さらにいまのメディアは、既得権者側の勢力なので、どうしても国民放送局を新設して新しい報道を行う必要もあるのだろう。日本衰退の脱却への道のりはまだまだ遠い!

平成28年2月17日(水)
秋山鷹志