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清原を通報しない医者の守秘義務は本当に正しいのか?

 いまだに週刊誌をはじめ多くのメディアに、話題を提供し続ける覚醒剤で逮捕の清原容疑者。

 さまざまな解説やコラムもネットには溢れているので、敢えて取り上げる気も無かったのだが、どうしても疑問に思う点が一つある。それは、医者の守秘義務についてである。医者の守秘義務など当然であり、それに異を唱えるなどあり得ないというのが、メディアや公の人間の立場なのだろう。その基本原則に異を唱えるわけでは無い。

 清原容疑者が、覚醒剤の常習者として過去に二度も緊急搬送されてショック療法を受けていることが、多くのメディアにより報道されている。

『清原容疑者 前妻は気付いた夫の異変と怖ろしいシャブ抜きの結末 緊急搬送で高圧の電気ショック治療まで』(デイリー新潮 2月18日(木))他

 そこでの素朴な疑問がある。子供が救急で運ばれたとき、虐待が疑われる場合には、関係機関に速やかに連絡するようになっている。病院からの通報で虐待が明らかになった事例も出てきている。なのになぜ、電気ショック療法を施さねばならないほどの重篤な、覚醒剤患者を警察などに通報しないのであろうか?子供の場合と違い、法律が無いからなのだろうか?

 実際には通報していても、警察が逮捕の関係ですぐには動かなかったのかも知れないが、このあたりの事情を克明に調べた報道が見当たらない。少なくとも、個人的には目にしていない。(さすがに、わざわざネット検索しようとまでは思わないが)

 個人的には、医者が本当に清原容疑者の事を考えるならば、罰を与えるためでは無く、一刻も早く強制的にでも治療を始めるために必要な処置を取ることが、医者として、人間として正しい選択なのでは無いだろうか?法律や守秘義務の話では無く、人間としてのあり方の問題なのだ。個人的には、通報をしなかったのだとしたら、二度の病院の医師達の心構えを疑ってしまう。
 儲かると言うことで医者になる人間の多くが歯科医を選択した結果、歯科医過剰で不正受給などにまで荷担する者がでてきた。次が、鬱病大流行で、精神科医が極端に増加した。ここでもまた過剰になり、今度は薬の過剰投与や横流しが問題となっている。二度の治療病院が精神科というのは、考えすぎだろうか。


 テレビは、もはや馬鹿にしてきた週刊誌のネタに全面依存している。もう少し、まともな取材を出来ないのだろうか?一度ならず二度までも、同じ事が起きた点の取材が、あまりにも希薄に思える。

平成28年2月20日(土)
秋山鷹志