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熊本地震 不明大学生捜索に思うこと

 熊本地震の土砂崩れで車ごと流されて行方不明だった大学生が見つかったとの報道で、ほっとするとともに、やはり疑問を感ぜざるを得なかった。

 土砂の崩落した橋の現場付近を、警察や消防などがけんめいに捜索をおこなった。しかし、発見することが出来ず、2次被害の怖れもあると言うことで、捜索は中止された。それでも、ご両親はあきらめきれず、支援の人とともに、捜索を独自に続けて。そして、橋の崩落から400m下流で、車の一部を発見し、それがご遺体発見につながった。

 自らの危険も顧みずに捜索を続けられた多くの捜索隊の方々。その努力を賞賛こそすれ、批判する気は毛頭無い。だが、やはりなぜ素人が見つけられるような所の捜索をしていないのか、疑問はつきない。下流400m程度の捜索すら捜索範囲に入っていなかったが、本当に正しい捜索範囲だったのか、なぜ見つけられなかったのか、冷静に検証すべきであろう。

 誰かの責任を問いたいのでは無い。捜索隊も命をかけながら無駄なことをしていたのではやりきれないだろうし、もっと早く発見できていれば、余分な人手も不要であったろう。

 県の防災担当とはいえ、結局どこまで専門知識を持っているのか、とりわけ、過去に経験の無い災害に対する対処法など、多分誰も知らないのでは無いだろうか。このところ、大きな自然災害が起きると、自治体等の不手際が明らかになる事も多い。


 何度も提案しているように、防災省を創設して、各種の専門家を用意する。何か大きな災害があったら、たとえ少人数でも良いから専門家を派遣して、迅速かつ正確な対応を支援する。これが、いま真に求められていることなのでは無いだろうか?

 災害の事前段階から、発生時、発生以降のすべての段階において必要とされる専門知識は、異なっている。自治体も縦割りにならず、防災省と緊密に連携するような社会が、早く来ないかと思うのだが。

 安倍総理、次々とスローガンばかりの大臣を作るよりも、防災省と通信省の創設を急ぐべきですよ。真に役立つ政策なら、国民はきちんと評価しますよ。

平成28年8月13日(土)
秋山鷹志