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国力低下で、本音が吹きだしてきたアメリカの対日差別観


 アメリカ共和党大統領候補トランプのさまざまな発言が、問題となっているが、日本に関する発言を聞いていると、結局は力が衰えはじめたアメリカ帝国へのいらだちを持つアメリカ人の差別的な反日感が、表面化して来たように見える。それは彼だけではない。

 現役のバイデン副大統領が、とんでもないことを口走っている。トランプが日本に対して核武装を容認する発言をしたことに対して、バイデンは以下のように言ったという。

「核武装を禁止した日本国憲法を我々が書いたことを、彼は理解してないのではないか。彼は学校で習わなかったのか。」

 この傲慢さに対して、日本政府は相変わらずとんちんかんなバイデン発言擁護論をアメリカの日本大使館が出している。この国の政治家や官僚は、もはや自国がアメリカの属国であることを、表面的にすら隠さなくなってしまったという事なのだろうか。



 左よりテレビ番組として有名な(もはや過去のことなのかな?)三つの番組は未だに継続している中で、東京の地方局(MX TV)には、右よりとして、マニアには有名(?)な番組がある。月曜日放送の「ニュース女子」である。ネットでも流されているので、東京以外でも見られると思うのだが。番組宣伝はさておき、今週初めて全部を見たが、GHQ占領政策(3R,5D,3S)をまともに取り上げていた。すでに、ネットや書籍ではかなり前から普通に議論されているので、内容的には目新しくも無い。

 同感だと感じたのは、そのコメンテータ達の発言である。  地上波では未だにGHQ占領政策などタブーとして扱わないなかで、こうして仮にも地上波で取り上げられるようになったのはなぜかと言えば、ここ2~3年、明らかにメディアの空気が変わったからだという。だからこそ、既存のリベラル派や左翼シンパのメディア出演者達が、しゃかりきになって、右傾化、軍国化と騒ぐのであろう。

 だが、この流れはすでにバブル崩壊をひとつの契機としてうまれ、東日本大震災によって日本人全体の意識が大きく変化した、というのが、個人的な見解である。それまでの左に振れすぎていた振り子が、真ん中に揺り戻しをはじめたという事である。(出演者の女性の一人が同じ事を言っていたのには感心した。)むろん、極端化しやすい日本人なので、そのまま今度は右に行きすぎる危険性もあるだろうが、まずは中道に戻さなくては話にならない。言い方を変えれば、GHQ占領政策の洗脳からようやく解き放たれはじめたという事でもある。



 ここで、はじめの話につながっていく。GHQ政策の人権無視や戦争犯罪隠蔽の洗脳は、結局はアメリカ人の日本人に対する意識そのものの具体化に過ぎないのである。つまり、野蛮な黄色人種、弱体化させて何でも言うことを聞く属国にしておくのが最良であり、当然なのだと考えている彼らの本音が、表面にまで出てくるようになったと言う事であろう。

 むろんすべてのアメリカ人がそうだというのでは無いが、これまで、そして今もアメリカを実質支配している層の人々には、当たり前の本音である。オバマは、コウモリのごとく既存の支配層に入りながら、それ以外にもよい顔をしようとして自滅した。だが、対日で言えば、その意識は紛れもなく支配層と同じ対日観である。クリントンも同じであろう。

 コノ支配層から漏れたアメリカ人の多くが、夢を失い、現実の重さに不満が鬱積してしまった。となれば、中国同様に、またぞろ日本たたきで国民の気をそらす政策は、誰が次の大統領になろうとも、実行されるであろう。

 アメリカからの真の独立とは、洗脳が未だに消えない日本人の意識だけでは無く、差別的な対日観を維持しているアメリカ支配層の意識が、相手なのだろう。内と外に敵を持つこの戦いは、厳しいと言わざるを得ない。だが、私には、世界がこれから大きく変わるような気がしてならない。過去の意識や権力構造の通用しない世界が始まるかも知れないのだ。世界中で多発するテロは、人類史でみれば、その萌芽なのかも知れない。


 アメリカ人の中にも残っているわずかな良識派(でもアメリカ国益最優先には変わりは無い)が、どれだけの力を発揮できるのか、眼が離せないだろう。しかしなにより、日本人が自分たちの明日をどうするのか、もっとまともに考える時に来ている。

平成28年8月17日(水)
秋山鷹志