雪が数cm積もったが、3時間ほどで止んだ。子供たちが外で遊ぶのに、最も適した環境になった。当然あちこちで子供たちが遊んでいる。雪だるま、雪のスロープ..。
ふと考えた。それにしても人はなぜ雪を見ると、すぐに雪だるまを作りたがるのかと。何か心理的なことがあるのでは考えて、AIに聞いてみた。結果は、予想以上のものだった。
大きく二つの理由がある。一つはいわば人類の進化論的な影響、もう一つが脳科学的な理由だった。
脳の話からしようか。
まず、雪はめずらしい「自然界にほぼ存在しない素材」だ。白い。柔らかい。圧縮できる。形が保持できる。壊しても罪悪感がない。しかも無限にある。この条件、実は粘土とほぼ同じ。
つまり雪は、野外に突然出現する「超巨大な造形素材」なんだとか。
これは脳を喜ばせるらしい。実際こどもだけでなく、大人もほとんど雪のない地域の人にとっては同じように、なんとなく心が弾むのはたしかですが。
人間の脳、とくに前頭前野と運動野は「素材を形に変える」行為に、強い快感を覚えるそうだ。これは道具作りの進化史の名残で、石器づくり、土器づくり、木工、これらと神経回路がほぼ同じだとか。
雪を見ると脳はこう認識する:「素材だ。加工しろ。」
人間っておもしろいですね。でもなんで雪だるまなんだろうか、ということになります。ここでも脳。
雪だるまは、人間が最も簡単に“生命らしさ”を感じられる最小形状だそうです。丸 × 丸 × 顔。
これだけで、脳の「顔認識領域(側頭葉の紡錘状回)」が反応するそうです。これを「パレイドリア(Pareidolia)」という。雲が顔に見える、コンセントが表情に見える、あれと同じ現象だとか。
人間は「顔らしきもの」を見ると、自動的に人格を感じる。雪だるまは、最小労力で“命っぽいもの”を出現させられる造形ということです。
それでもまだAIの回答は停まりません。さらに重要なポイントがあると。
雪だるまは「協力型の造形」になっているというのです。これは個人的には少しどうかと思いますが、続けましょう。
・一人では大きな玉を転がせない
・目や口をつける係がいる
・枝を探す係がいる
これは、共同作業を発生させる形状で、しかも成功すると、全員で達成感を共有できるというのです。
つまり雪だるまは、造形欲 + 顔認識 + 協力報酬 この三つの神経回路を同時に満たす、極めて優秀な遊びになっている。だから雪だるまなんだと。
まあ、AIも嘘をつくと自分で言ってますから、話半分としても、面白いし害もないですからよしとしましょう。皆様はどう思いますか。豪雪地帯で日常生活にも困る地域の人には、どうでもいい話かもしれませんね。
令和8年2月8日(日)