日本の現状ー続

ドイツ、インドにも抜かれて、日本のGDPは世界5位に陥落しました。もはや誰も騒ぎませんね。一人あたりは、すでに先進国と呼べないほど低いのですから。ですが、GDPの伸びは日本だけおかしいのです。その事を知っていただきたいのです。それを示したのが下のグラフです。

 

日本のGDP(円貨)の1990年から2024年までの推移です。下の折れ線が、実際の数値です。上の破線は、1990年の数字を起点として、毎年2%成長した時の推移です。2%は最も低いインフレかつ成長率です。他国と同様に普通の成長をしていれば、いま、GDPは倍になっているのです。つまり、ほっといてもあがる数字を上げない政策をとったという事を意味しているのです。これでも、失われた30年を作り出した政治家・官僚・経営者をそのままにしておくのですか?

ちなみにUS$でのGDP世界ランキングでも、2%成長していれば、いまだ陥落することなく3位を保っています。

  国名 1兆米ドル
アメリカ 28
中国 18.5
日本(2%成長時) 5.71
4 ドイツ 4.9
5 インド 4.1
6 日本(実際) 4
7 イギリス 3.6
8 フランス 3.2
9 イタリア 2.3
10 カナダ 2.2
11 ロシア 2.1

 

 

2025年05月05日