烈風

実名報道のゆがみを正そう


小さな事からコツコツと 直していきたいこの日本!

 人権を声高に言う割には、「死ぬもの貧乏」で、加害者の人権ばかりが擁護されて、被害者の人権が守られていない。被害者の遺族の努力などにより、かなり改善はされてきた。それでも、まだおかしいと思うことがある。一番大きいのが、未成年者の実名報道であろう。

 未成年者であれば、たとえどのような重大かつ社会的影響が大きな事件を引き起こしても、加害者の実名は伏せられる。海外では、例え子供でも事件の内容により実名が報道される。だが日本の杓子定規な公平性や柔軟性のない対応は、それを許さない。 その一方で、被害者が未成年であっても、平気で実名や顔写真をさらし、ことさら個人情報に近いものを根掘り葉掘り報道する。この報道のワイドショー化には嫌悪感しか感じないのだが、ジャーナリストを任じる人たちからは何も意見がでてこないのだから、普段の言動も信用できない事になる。

 未成年者に限らず、成人でも犯罪被害の内容によっては、被害者の実名が伏せられて当然であろう。ようやく一部で行われつつあるが、まだまだ不十分である。

 公開捜査などの特殊な場合をのぞいて、未成年者の被害者名は匿名を原則とするべきだろう。むろん、それがかえってネット上での問題を引き起こす可能性は否定しない。だがそれは実名報道をしても同じ事で、別の問題として対応すべきなのだ。


平成27年8月21日(金)
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