烈風

 東京オリンピックのテーマを提案


 東京オリンピックのごたごた続きの中で、今度のオリンピックの目指すものやコンセプトが何なのか、不明なままなのはおかしいという指摘が相次いでいる。

 烈風飛檄(日本改革私案)を書いてるのに、その提案をしないのはおかしいと気がつき、ここにスローガンを提示してみたい。え、誰も待っていないって!まあ、そんな事言わないで、みんなで楽しく騒いで、いやなイメージを振り払おうよ。


 東日本大震災や原発事故からの復興というのも重要なテーマではあるが、世界にスポーツの祭典として見てもらうには、少し時間が経ちすぎているし、すでに何度も使われているような気がする。前回の東京オリンピックは、戦後からの復興、新しい日本の姿を見せると言うことであった。ならば今回は、復興とともに日本という国が今後目指す方向性を指し示すものが良いのでは無いかと思う。これなら復興も含まれるし。

 経済成長や繁栄の影で失われたものも多い人類の進歩である。平和で繁栄を続けながらも、心の平穏や豊かさを兼ね備えた社会、そんな新しい国を目指したい。そこでも、やはり科学技術の発展は重要である。色々問題もあるが、その利用の方向性を誤らせないためにも、科学技術を正しく活用することが求められている。

   新しい技術で新しい時代を拓く  新技術で拓く新時代


 もう少し具体的にしても良いかも。サブスローガンは。

     人と環境を調和させる新技術   未来都市をその眼で


 日本が武力や軍事力などの力では無く、世界に貢献できるもののひとつが科学技術である。それをふんだんに取り入れた未来都市の展示場を2020年の東京で世界にお披露目をする。それこそ、日本が人類に貢献する最高のおもてなしになろう。


 新国立競技場のデザイン案の中には、周囲の環境との調和や、歩く人の視線に立つ構造などの提案も存在していた。だが愚かな審査員たちは、それらを一顧だにしなかった。上から目線の飛行機からでないと見れないデザインを優秀だと思う傲慢さは、歩く人の視線や心の平穏など全く考えもしなかったのだろう。 今度は同じ過ちをしてほしくない。



 さらに現実的な話をすれば、日本人は方向性と目標を与えると一丸となって努力する国民性を持つ。今回それにケチが付いたが、気を入れ直して挑戦しよう。それは今後の日本の産業や経済成長にも確実に寄与する。すぐに消えてしまう淡雪のようなばらまきではなく、将来を支える礎になる投資を行って未来都市を展示しよう。これを機会に多くの新しい企業や産業が活躍してほしいと願う。

 また、これではスポーツと関係ないと言われてしまうかもしれないが、オリンピックは元々そういうものである。スポーツを通して世界の人々が仲良くなるという目的は、このテーマでも充分同じ考えだと思うのだが。

平成27年9月3日(木)
秋山鷹志 On草子へ 烈風飛激へ