浮気は悪化するだけ:慣れは良心を麻痺させ、場はそれを固定化する

このような記事があった。要約するとこんな感じだろうか。


初めての交際で相手を裏切った人は、その後の恋愛でも浮気をする確率が3倍に高まるという。

多くの人の脳には、嘘をつくことを防ぐメカニズム(いわゆる「良心」)が備わっている。ところが一部の人は、嘘を繰り返すことで罪悪感が薄れる。浮気性の場合も、性格が悪いからそうなるわけではない。浮気をしているうちに、嘘をつくことがもたらす不快感に対して脳が鈍感になるのだ。

「私たちの研究や他の複数の研究からうかがえるのは、裏切りに対する人間の感情的反応、つまりそれを本質的に嫌悪する気持ちが裏切りを抑止する強力な要因になっているということだ」と、論文の共著者であるプリンストン大学神経科学研究所のニール・ギャレットはウェブメディアのエリート・デイリーに語っている。

「浮気を繰り返す人は、当初は相手を裏切ることに嫌悪感を抱いたものの、そのうち相手をだますことに慣れてしまい、嫌な気持ちを感じなくなってしまっている」


この研究は異性との恋愛関係にある484人を対象にしたもの。被験者に台本に沿って嘘をついてもらったところ、感情に関係する脳の部位の活動が活発になった。ところが嘘を繰り返していくうちに、この反応は弱まっていったという。

つまり、悪事というか良心が痛むようなことでも、慣れてしまえば心の痛みを感じなくなる。それがさらに進むと、(その部分の)良心そのものがなくなるということ。

政治家などの嘘が、嘘発見器に掛けても見つからないのは、これだろう。何ともしがたい話である。


平成30年08月11日

2018年08月11日