モーニング 皿に盛られた ハムをみて
    異国の旅が よみがえりくる

きらいだよ バナナじゃなくて
          バニラくれ
    食べ物で知る 英語のこわさ

 英会話学校がまた破たんしました。3年前のNOVAの破たん以来、英会話学校は生徒数の減少に悩まされていたそうです。そこに、この長引く不況。でも、英語は大事。

  社会人になって、初めての出張がアメリカでした。英語嫌いの私と先輩の珍道中。泊まっていたモーテルのレストランで、朝食を食べる事にした時のことです。注文の後しばらくして、先輩の前に運ばれてきたのが、皿にのった果物でした。「え、頼んでないのに」、と思ったのですが、先輩は無視して食べてしまいました。私の注文もすぐに来たのですが、肝心の先輩の注文したものがなかなか来ない。

 ウェイトレスの女の子に声をかけて聞いてみると、彼女は、「きてるじゃん。それでしょ。」てな具合い。

 そう、彼はブレックファースト・ハムを注文したのですが、なんと、メニューにはグレープフルーツ ハーフが載っていたのでした。

  落語のような話は、私自身の身の上にもおきました。

 おいしそうなアイスクリーム屋さんで、バニラを注文した時の事です。出てきたのを食べたら、ちょっと味が違う感じです。

「これ、バニラ?」と聞いたら、店の子が

「そう、バナナだよ。」

「え、ばなな。」

「はい、バナナですよ。」とニコッとされました。

その後、バナナ味のアイスが、ますます嫌いになった私です。