虚空にて 舞に疲れた 花びらは
      もう一度咲く 水の面に

はらはらと 水面におりて 花いかだ
      船頭どこかと 誰に尋ねん 

 風に舞う桜と同じように好きなのが、これです。散った花びらが、川面に落ちて流れゆくさまを、花筏(いかだ)と称するそうです。

 ここでも、水面を筏のように流れる姿より、渦に巻かれたり、集まったり離れたり、その姿を変えていくのが好きです。私は、これを勝手に、 流水桜 ナガレザクラ ながればな )と呼んでみました。

 

場所は千鳥が淵です。

 お堀も今では流れがないので、花筏もたまってしまいます。

 

 

 次の写真は、市ヶ谷のお堀です。釣り堀も桜だらけです。

 

 釣り人も、魚を釣っているのか、花を釣っているのかわかりませんね。