米不足 43

 米不足と価格高騰は、未だに解消されていません。ズバリ指摘します。元々米不足だったのでしょう!
政治家や農水省は認めませんが、専門家の一部からは、はじめから米の生産が不足していたのだ、と指摘されていました。

 一説では、2023年度の生産が、すでに41万トンも不足していたというのです。とすれば、2024年も最低限同じだけの不足があったと考えるべきですね。それでも、前年より18万トン多く生産されたといいます。これに備蓄米21万トンが加わるわけです。 -41-41+18+21=ー43  つまりまだ43万トンも不足しているのです。7月まで備蓄米を放出しても、43万トンも出せるのでしょうか? しかし、大元のこの不足が解消されない限り、今年2025年度米がいくら増産されるかわかりませんが、米不足と高騰は変わらないでしょう。仮に今年も-41としたら、計算するのも恐ろしいですね。

 おまけに、輸出米に補助金を出して増産させたり、食料米から飼料米への転換に補助金をだしたり、輸入米を大きく増加させたりと、めちゃくちゃです。グローバリストは、国内生産最後の米まで、日本から海外に売り渡す気なのでしょうか。

 JA全農と農水省が結託して、備蓄米放出で利益を上げながら、末端小売りに米を流さない事も明らかになってきました。例えば農水省は、備蓄米の購入と売り渡しの差額で280億円もの利益を得ているそうです。この政財官の癒着を壊さない限り、どんな分野でも、この国に明るい未来は訪れないのでしょう。

令和7年5月5日(月)

2025年05月05日|分類:政治, 社会, 経済