傾城三婦人の無知 安倍、稲田、小池 (失礼!)
【追記】このブログは安倍元総理の不慮の死後、一度削除しました。ですが昨今の小池知事・稲田議員の言動をみて、復活させることにしました。個人への批判で無いことは言うまでもありませんが、述べていることは重要な事柄だと信じています。
令和5年2月14日(火)
傾城とは言うまでも無く国を傾けるほどの絶世の美女の事ですが、ここでは、美女ではなく国を傾けるという文字通りの意味で使っています。いや、お三方が美人では無いと言うのでは無く、価値観や好みは人それぞれだから...。
また、男尊女卑や女性差別を目的としているのでは無く、たまたま女性が三人同じ時に話題に上っているから取り上げたに過ぎません。また文中、敬称をすべて省略させていただいてます。
はじめから言い訳が多すぎますが、本題に入りましょう。総理大臣夫人の安倍昭恵、稲田防衛大臣は、メディアからたたかれている存在、一方で小池都知事は、高い支持率とともにメディアが持ち上げている存在です。ですから、この三人をひとまとめにすることに疑問を持たれたかも知れません。三人をひとまとめにしているのが「傾城」です。つまり三人とも、現在の日本のためにはあまりよろしくないという意味です。むろん個人的な事柄ではなく、その置かれた立場における言動や行動の在り方が問題だと考えているのです。
安倍総理夫人は、前のブログで「離婚のすすめ」を書いたように、自分のおかれた立場をあまりにも理解していないのか、逆に自分の実力とは関係の無い「立場」がもたらした権力を勘違いしているのか、その言動は報道等を見る限り、決して日本という社会のためになっているとは思えないのです。むろん、いわゆるファーストレディとして外遊に随行してそれなりの役割を果たしてきたであろう事は評価しますが。
オバマ前大統領夫人の、身勝手で白人のまねをしたかのような有色人種差別の色が濃かった行動には、非常に腹が立ちましたが、身勝手と言うことでは、昭恵夫人も同じなのではないかと見えるのです。
反原発、親韓など、総理の政策と合わないことを考えるのも、総理に異論を唱えるのも、妻としては自由であり、むしろ望ましいことでしょう。しかし、それを家庭外の公の場において表明するなどあっては成らないことです。総理が家庭内野党などと甘やかしたからでしょうか。一国の安全や幸福を考えて行われているはずの政策をあたかも自分の好き嫌いで反対することが正しいかのような考え方は、自分の立場を全く理解出来ていない無知な人間としか言いようが無いのです。夫人の発言は、反対派への配慮であるという、持ち上げる意見が見受けられますが、とてもそのような深い思慮に基づく行動とは思えません。
森友学園騒動での発言や行動は、まさに無知の極みでしょう。はっきり言えば、右翼の皮を被った悪党に、簡単にだまされて乗せられたということだと思います。さすがに、野党や反安倍勢力もこのことは気づいているので、追求もメディアの騒ぎほどでは無いのでしょう。それにしても、これだけ大事になっているのに、まだ当事者にメールを直接出すなどと言う神経は、とても信じられない事です。そこに無知な人間が(間接であれ)権力を手にしたときの、典型的な愚かさが見えてしまうのです。これはまさに傾城なのです。
次は稲田防衛大臣。安倍総理の秘蔵っ子としてかわいがられ、権力獲得の道を順調に上ってきたかに見える彼女です。しかし防衛大臣の立場は荷が重すぎたというか、その資質が不足していたと言うことでしょう。個人的には、他の二人に対してのように、嫌いな感情は抱かないのですが、あまりに無知というか思慮不足に見えてがっかりなのです。
議員の大臣願望の欲にはすさまじいものがあり、そのために平気で他人の足を引っ張ります。国家や国民など二の次です。おなじように、官僚は、自分の省益や権利のためには、大臣などお飾りの馬鹿がのぞましいわけです。従って、自分たちの言うなりにならない大臣などやめさせたいのです。そのためにはこれまた平気で、情報をリークしたり嘘をつきます。さらに、防衛省は外務省と並んで、昔から問題が噴出している役所です。とくに、かっては日陰の存在であった自衛隊が、防衛省にまで出世して、さらに他国同様に政治的にも大きな力を持つようになった現在、その内部の闘争はさらに醜い物になっているのでしょう。背広組と制服組、陸自と海自、陸海空と統合幕僚本部、親米派と親中派、親韓派、民族派など、まさに訳のわからない状況です。
彼女はこのような現状認識のうえで、自分のおかれた立場と行使できる実力とを、どれだけ冷静に把握できているのでしょうか?そしてそれに基づく行動が取れているのでしょうか。とてもそうは見えません。役人から足を引っ張られていることは、すぐにわかりますが、誰も同情はしてくれません。官僚のお飾りにもなれず、自分の意思も発揮できないのでは、防衛という国家の大事を司る人間としては、あまりにも非力すぎます。
伊達めがね、派手なストッキングもすべて、地元の宣伝の為だったと書かれていましたが、地方議員ではあるまいに、国の全体を考えねばならない人間のする事では無いでしょう。ここにもおかれた立場に対する覚悟の不足や無知が見えてしまいます。ミサイルは、すでに日本全土を標的として配備されているのです。その非常事態を認識しているなら、やるべき事は、防衛省内部の一体化と防衛力の着実な増大でしょう。そのためには、自分が火の粉をかぶってでも、実行するだけの気概が求められているのです。ようやく自衛隊が国民からまともに見られるようになった今こそ、進むべき道を誤っては成らないのです。さも無いと傾城の防衛大臣に成りかねません。
さて、最後に小池都知事です。厚化粧の大○○などと云う下品な事は言いませんし、彼女自身が無知だと言っているのでもありません。むしろ逆で、無知なメディアや都民・国民を手玉にとるその力は、たいした物だとさえ言えるでしょう。しかし彼女の言動を見ていると、小沢一郎や小泉純一郎らのやり方だけをまねて、自分の権力欲を満たすことが、その政治的な原動力になっているようにしか見えないのです。真に、都民や国民のためになる事を反対があってもやり抜くとか、高い理想に近づくための方策としてのポピュリズム利用、メディア利用なのではなく、彼女個人の欲望に従っているように感じられて成らないのです。人間というのは、その内面からにじみ出る物があり、時にそれが特定の人には敏感に感じ取られるときがあります。企業などで多くのさまざまな人々と接してきた経験がある人なら、この感覚をわかってもらえるのでは無いかと思うのですが。
はっきりいえば、彼女こそ日本のトランプの一人です。日本はアメリカから遅れて後を追うと言うことがしばしば言われますが、そうでは無いでしょう。むしろ先に進んでいるのです。ISのような無差別テロをオーム真理教が実行したのは22年も前です。VXもその時すでに使っているのです。保守的とか、右寄りになってきたというのも、安倍内閣以降のことでは無く、バブル崩壊後に始まっているのです。そしてその延長線上の出来事として、リベラルを標榜するメディアが騒ぐポピュリズムとは、現状に対する行き場の無い不満の暴発なのです。右でも左でもいいのです、イデオロギーではなく、現状を破壊しようとする事に賛成なのです。もはや、多くの人々の不満が、感情的な爆発点を超えているのです。EUでもアメリカで、韓国でも同じ事です。気質的な事から、日本人の爆発は見えづらいことがありますが、何の価値も見いだせないはずの彼女の行動に、異常な賛辞を送り評価してしまう。そして多くの腐った政治家が、そのおこぼれに預かろうとすり寄る。この醜さ、この現状こそが、国の行く末を危うくするのです。
安倍総理が支持される理由の中には、この現状破壊の空気がほんのわずかですが、感じられる事があります。本当は労働者のことを考えて言っているのではないにしても、労働者寄りに感じられる格差の縮小や労働時間の短縮などは、皆そのにおいを漂わせる物です。彼女のやり口はこれをもっと露骨にしたものでしょう。こういうポピュリズム利用は、小泉純一郎が行ったやりかたであり、結局これがその後の日本を格差社会にまで推し進める原動力となったのです。それを指摘する言説はあまりにも少なく、気が付いてもいない国民が大多数でしょう。現状改革や規制改革の名の下に行った政策こそ、非正規労働者の増大と格差を生み出す根本だったのですから。米国追随外交も彼の成果です。
こういうことを冷静に見るとき、自己の権力や欲望を達成するために、国民を洗脳、誘導する政治家は、結局国を傾ける傾城の主以外の何物でも無いのです。むろん、彼女がどこかで、真に国や国民のために働くようになってくれることを期待はしたいのですが。
現状をひたすら破壊したい願望は、私も同じで前のブログにも書きました。ですが、利用されるポピュリズムに乗ってしまうほど、愚かな人間には成りたくないのです。
このような傾城の三婦人が出現しているのもまた、時代のなせる業かも知れません。ならば、なおさら私たちは冷静に世界の動きを理解し、行動の在り方を熟慮しなくてはならないはずです。
お三方に恨み辛みがあるわけでも、思想的に反対なわけでもありません。ただ、時代が生み出した傾城三婦人なのだとしたら、そのこと自体が恐ろしいのです。
平成29年3月21日(火)