三菱東京UFJ銀行が改名だって?

 三菱東京UFJ銀行が、来年から名前を変えるそうである。あまりにも長いと不評なので、とりあえず「東京」をとって「三菱UFJ銀行」になるそうだ。
 HPを見ると現在に至るまで、10あまりの銀行が合併している。懐かしいところでは、三和銀行、東海銀行、東京銀行等々。UFJは三和と東海の合併名。


 馬鹿だね。この銀行の幹部は、典型的な集団農耕型気質の人間ばかりなのだろう。という事は、先もあまり望めないな。最後の合併から11年も経つのに、未だに昔の出身銀行派閥などと言う馬鹿げたものが生き残っているのだろうか?決してお客様の利便性などでないことは、合併の沿革図が正直に示している。なぜなら、顧客にとってなじみある名前というなら、UFJなど4年しか使われていないのにそれを残して、より長く有名だった東京銀行を外すというのだから。社内の馬鹿げたくくりとしか説明しようがあるまい。個人的にも東京銀行にはお世話になった。昔は外国為替はここしか扱ってなかったから。

 いずれにせよ、「富士」という大きな名前をすててまで「みずほ」に変えて、対外的に特に大きな問題も無かった例もある。あ、社内はどうだったか知りませんが。ここも合併が多すぎて名前をつなげられなくなったのが、本当の所かも知れないが。

 銀行だけでは無い。いわゆる役所的な企業や大企業などと云われる企業の合併では、馬鹿げた名前の羅列企業名がたくさんある。よく企業名というブランド価値などと云うが、家電企業の全滅を見てもわかるように、ブランド名で企業が存続するなどと言うことはあり得ないのである。ブランドは、その価値を継続させられてこそ意味があるので、ブランド品商売をのぞけば、あくまでも二次的な物である。
 
 ということは、日本企業のこれらの社名改悪は、結局自分たちが内向きで企業というくくりに撞着していることを示しているに過ぎない。

 せっかくの三菱の名前も最近では地に落ちているから、三菱銀行にしろとは言わないが、良い機会なのだから、全く別の名前にしてみてはどうだろうか?そういう改革のシンボルを掲げられてこそ、真の発展もあると思うのだが。


 個人的には、サラリーマン生活において転職が多く、企業指定の銀行口座もよく変わった。そのなかでは、悪い年収の口座では無かったのだが...。

平成29年5月14日(日)

 

2017年05月14日