私の提案が見向きもされない現実が悲しい
烈風飛檄(日本改革私案)では、ずいぶん前から、災害に関係するさまざまな具体的な提案を行って来たのだが、残念ながら、社会的には見向きもされていない。自画自賛になるかも知れないが、これらの提案がすでに実現していたならば、頻繁に起きるようになった自然災害への対応も、もう少し良くなっていたのでは無いかと思うのだが。
提案はかなりまえのものもあるのに、未だに色あせないということは、情けないというか、日本社会や政治がほとんど進歩していないことになるのではないだろうか?
以下に思い出すまま、項目だけ上げてみたい。興味がある方は、こちらをお読みください。(項目が多いので、探してください、済みません)
・防災省、情報省の新設
防衛省の稲田大臣が、九州豪雨の中、省に不在の時があったとして、またまた責められている。かばいようもない個人の資質の問題もあるのだろうが、事務方の官僚もわざとやらせている、つまり脚を引っ張っているようにも思えるのだが。さらには、なぜ防災大臣がいるのに、災害で防衛大臣が責められるのか?筋違いだろうと思うのだが。弁護しているわけではない事は、以前のブログで納得を。
大臣のことはさておき、だからこそ、24時間365日対応できる体制の防災省を提案しているのである。3人の大臣が常に常駐する形、特殊な大臣として、国会からも自由で防災が最優先等々。
・情報の収集、一元化とノウハウ共有
これも、情報省や防災省が行えば効率的に出来る。すべて地元の小さな自治体に任せるのではない体制に。
・国民への情報提供
色々経験を積みながら、気象庁は改善を重ねてきている。その努力は賞賛したい。それでも、情報受信端末(TVもどきの国民放送受信機)があって、自治体からの地元の情報がいち早く強制的におくられてくれば、どれほど役立つだろうか。ネットをいうが、結局ネットだけでは不足なのである。また、そのTVもどきも、最低8時間もつ充電式であれば、停電になっても情報を受け取れる。こういう細かい発想が重要なのだ。
・水陸両用車
水陸両用車は、さまざまな分野があるが、今のように大雨や洪水の被害が多発するときには、非常に有効なはず。水陸両用の防災車両を開発して、防災省が持っていれば、必要なとき自衛隊に貸し出して有効に使えるだろう。ボートでは難しい救助も、これならかなり楽に早く出来るはず。
・防災特殊車両
水陸両用車だけではない、土砂崩れによる道路の通行が出来ないとき、キャタピラを持ちその土砂崩れを乗り越えて進める車があれば、いち早く雨の中でも孤立した村落に到達できる。普通の乗用車よりも横幅を狭めた縦長の車にすれば、かなり細い道や、危険な所も勧めるだろう。その先頭車用の車は、戦車のように地面を踏みかためられれば、その後を救出用や、運搬用特殊車両が走れる。
特殊車両をすべての自治体に公平になどと言い出すから、金がいくらあってもたりないし、動かせる人材もそろわない。防災省や一部の消防庁、自衛隊にあれば、災害時には十分なはず。運搬は自衛隊が輸送機で近くに運ぶなど協力すれば、各省庁の縦割りを壊す役割も担えるだろう。
・これはまだ烈風飛檄に載せていないが、陸上自衛隊に女性だけの災害救援特殊部隊を設けてはどうか。これは長くなるので、別のブログに書こう。
災害大国の自覚を持てば、防災は単にコストになるだけという考え方を変えることも出来る。上記の多くの項目は、必ず国内産業や消費に寄与するものになるのである。それを役人や一部の利権にしてしまうかどうかは、最後は国民の監視と高い意識なのだろう。
まだ九州の大雨は続くと言うが、これ以上、被害の出ないことをひたすら祈るばかりである。
【参考 古い物もあり内容が一部異なっているかも知れません】
日本改革私案HP
津波放送を見て 国民情報放送局と防災省
津波探査システムの開発を急げ
天気予報に補助予報図を
海洋観光④ 水陸両用車
国民情報放送局(NIB)
防災省の新設
情報省の新設
平成29年7月7日(金)