激動の令和が始まるのに備えよう
テレビで女性の占い師(星氏)が、「来年一月から日本の気が変わる」と言っていた。占い師でも霊能者でもない私であるが、同じように感じている。そもそも平成は劣化の時代なのに対して、令和は激動の時代だとすでに述べてきた。実際、令和になってから社会が、そして世界が激しく動いている。
実質的な令和の始まりである今年は、思いもかけない新型コロナウイルスの世界的流行に加えて安倍総理の突然の辞任、そして菅内閣の誕生と日本社会も大きく揺れた。十一月にはアメリカ大統領選挙があり、次の大統領が決まる。コロナウイルスが終息に向かったとしても、世界の経済に与えた打撃は計り知れないものがある。それらが世の中に大きく影響を与えるのも来年からであろう。としたならばこれらの現状認識だけでも、来年から世界がそして日本が変わると考えるのはごく自然なことである。
それだけでなく、昭和のバブルが崩壊したのも実際には平成に入ってからであったように、令和の激動も来年から激しくなるのだろう。日本という国の気が変わるのも当然なのかもしれない。ただこの気の変化あるいは激動の始まりは、悪い方向であるとばかりはかぎらない。よりよい方向への変化であっても、停滞する現状を打破するには大きな変化がなくてはならない。ならば激動は、この国がより良くなる動きなのかもしれない。
はたして激動の令和が、より悲惨な方向に進むのかそれとも改革への道を歩むのか、それは日本人一人一人の心構えが生み出す気によって決まるのであろう。孤高武士型気質の人たちや若者は、むしろ変化を好む。ならば激動を、よりよき方向へと導いてもらいたいものである。
いずれにしても、「激動」に備える心構えをしておこう。
令和2年9月24日