トランプ政権崩壊に備えるべき
1月20日の大統領就任式を控えて、トランプ次期大統領の報道が過熱気味になっている。本人がネット以外のメディアを目の敵にしている上、暴言的な発言姿勢を変えようとしていないのだから、当然なのだが。
大統領になっても、今のトランプの姿勢が大きく変わるとは考えづらい中、今の日本が考えるべきことは、トランプの対日強硬姿勢への対応だけでなく、この政権が任期途中で崩壊する場合に備える事であろう。
最悪のことを考えるのがリスク管理だからだけではなく、今のアメリカ国内の分裂状態を見ていると、いくら大衆受けする言動をしても、独裁者になれるほどの人気をトランプが得るとは思えないからである。混乱が混乱を呼んで、そう遠くないうちに政権が立ち行かなくなる可能性はかなり高いとみるべきだろう。
アメリカの政治の混乱が、世界の混乱に波及するのは言うまでも無い。思わぬ所から、日本への悪影響が及ぶことも考えられる。アメリカと仲良くすることも大事だが、対立もまた覚悟しておくべきであろう。なにせ、相手が仕掛けてくる物は避けようが無いのだから。
平成29年1月16日(月)