何しに会社に行くのだ?雪の中...

 真面目というのか、融通が利かないというのか、都心は雪に弱いと知っているのに、なぜわざわざ混乱の中、無理して会社に行くのだろうか?苦労して会社に行っても、人もまばらで皆仕事になどならない。集まっては天気の話などで盛り上がるだけ。仕事などする環境、雰囲気では無い。昼目にも食べるところが無くて一苦労。午後少しだけ仕事を始めると、結局早く帰宅するようにと言う通知が人事から全社に出される。で、時には、あらかじめ有休を使って、休んでしまうことにした。だが、誰も文句など言わない。そもそも誰が来てるかもよくわからないのだから。

 これが私の経験である。どうせほとんど仕事にならないのに、会社は休みにしないのだろうか?仕事では無く、ただ会社に行くと言うことが仕事になっている証以外の何者でもあるまい。個の形式主義や融通の期かなさが、日本企業が世界中から奇異の目で見られる理由ともなっている。

 外資系にもいた私。上述の話は日本企業のはなしであり、外資では、そもそも出勤など個人の自由であった。そこまですべてしろとは言わないが、網いい加減で、融通性のある迅速な判断を下す経営をする時期に来ているだろう。こういうところから、グローバル化など口先だけだとわかるのだ。

平成28年1月18日(月)

2016年01月18日