どうしたらこんなに殺傷出来るのか?
またまた殺伐たる世相を示す事件が起きてしまった。相模原の障害者施設の入居者多数を殺傷した凄惨な事件である。報道では死亡15名、負傷者45名である。犯人はその後、出頭して逮捕された。
全く理解不能なのは、この被害者の多さである。動けない障害者が多かった、夜中の2時すぎ、などの悪条件はあるにしても、本当に犯人が一人で、しかも凶器は銃ではないらしい。
いったい、いかに無抵抗とは言え、60名もの人間をナイフなどで殺傷するのに、どれほどの時間がかかるのだろうか?海外のテロでも、繁華街に車で突っ込んだ事件でも、これほど犠牲者が多いのはまれである。
施設の担当者達が、事件に気づくのが遅れたのか、通報後の警察の対応に問題があったのか、よくよく検証する必要があるだろう。
銃を持ったテロリストへの対応がいまの状態で大丈夫なのか、犯人制圧の実力行使を強化すべきとのブログを書いたばかりである。この危惧が本当の事になってしまった。この国の安全は、もはや神話なのかも知れないと思わざるを得ない。
詳細な情報公開と今後の対応策を待とう。
平成28年7月26日(火)