こんな記事があった。今週の注目記事だそうだ。

　ハーバード教授陣が熱く語る「日本人気質」…ベンチャーが続々生まれる秘密、団結と精神力を説く

　ハーバード大教授が、チームプレーなどの日本人の気質こそが、ベンチャー企業成功の秘密だと、関西の会社経営陣に話をしたので、出席した日本人が驚いたという。毎度おなじみのばかばかしい記事である。記事もさることながら、その中身のくだらなさ。こんな話は、これまでも何回も繰りかえされてきた。だが、日本人がまともに聞こうとしないばかりか、無視してきたに過ぎない。そのことこそが、日本人の「集団農耕型気質」そのものなのである。

　それに、相手が外人（外来崇拝）で、ハーバード大教授陣（レッテル重視、お上にへつらう）だからこその反応。仮に日本人ならもっと冷淡な反応（自他同水準幻想）で、いつも同じ(保守的）繰り返しで終わる。

　外人に聞くまでもなく、日本人の私が、もっと詳細に日本人の気質を分析して説明している本を出しているのに、誰も見向きもしない。ま、私には何のラベルやレッテルも無いのだから当然だけど。いまの日本人の劣化は、物事を見極める最小限の力すら失っているのだろうな。


　あ、さまざまな用語は、私の著作で使用している用語です。知らない人はごめんなさい。

　孤高いや独居老人のひがみ、繰り言でした。

平成30年(2018)8月18日（土）