歪んだ人達の実例②

 毎日ニュースを見ていると必ずと言っていいほど、歪んだ人達が話題に出てきます。毎日拾ってもきりがないのですが、いわば備忘録としてでも書いておくことにしましょう。

 昨日は経団連会長に代表される企業経営者たちでした。今日は、もはや常連の東京電力と官僚、少し前の言い方で言えば原子力村の住民たちです。

 東京電力の柏崎原発での今回の不祥事は、事故などではなく、セキュリテイ問題でした。中央制御室という原発施設の心臓部への不正入室騒ぎです。社員が、他の社員のIDカードを使用して部屋に入ったというものです。一般企業の部屋への入室管理なら、あり得ない話でもないのですが、原発ではそんな事は全く通用しません。このルーズさ、無責任さこそ、東京電力が、結局さしたる反省もなく事業を続けている、あるいは事故から10年で早くも緩んできた証拠でしょう。

 問題は、この行為だけではないのです。
 この不正について東京電力は、2020年9月20日におきた翌日に、監督官庁の原子力規制庁に届け出たのです。ところが、規制委員会の更田委員長にこの報告が上がったのは、なんと今年の1月だったとか。4ヶ月も隠蔽していたわけです。この間に保安規定の認可などの手続きがあったようで、ここに影響を及ぼさないように隠したのかもしれません。

 いずれにせよ、官僚機構お得意の隠蔽が行われたわけです。

 東電でも官僚でも、日本社会のセキュリテイ、安全保障への意識のなさは、限度を超えています。本当に照れででも痛い目に遭わないと、目を覚まさないのでしょうか。もうひとつは、10年で原子力村というくくりが、いつの間にか復活していたことになります。これでは、原発反対派を説得することも難しいでしょうね。

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令和3年2月6日(土)

 

2021年02月06日|分類:安保, 社会