受診控えで死者数が減少...笑えないけど笑ってしまう

 病院がなくなった市で、患者が困るどころか逆に減少した。ある県では、ベッド数を減らしたら、患者数が減った。こんなことがありました。同じようなことが、今またおきているようです。

 このコロナウイルス騒ぎで、患者が病院にいかなくなってどこも経営が苦しいと、泣きついているようですが、そのくせ、コロナ病床は増えていかないのは、なぜですかね?ま、この話はまたにして、テレビでは、医師達が騒いでいますね。医者にかからなくなったために、救える命も救えない状態だと。では、次の事実はどう説明するのでしょうかね。


 1月19日に発表された厚労省の人口動態統計速報によると、昨年1~11月の死者は約125万人で、前年同期比で約1万5000人も減少しており、年間を通しても前年を下回るとか。

 あれ、医者にかからないから、患者さんがたくさん死ぬんではなかったのかな?コロナで助かる命も救えていないのではなかったのかな?

 結局、日本の日常のあり方そのものが異常な状態なのですね。それが、普段は隠れているのですが、いやあえて隠しているのかもしれませんが、コロナのような真の緊急事態時には、それが表面化するのでしょう。異常な医療費、介護費用等々、もういい加減にきちんと考えるべき時でしょう。政治家を含めた既得権者にまかせているかぎり、絶対にただされないでしょうから、ウイルス君がやってくれたのかも。


 少し真面目な話では、この死者数の減少の原因として考えられるものに、多剤併用の弊害がなくなったからではないかというのがあります。日本の老人達の薬の服用の多さは世界的にも異常な状態とされています。この薬の多剤併用、つまり様々な種類の薬を同時に飲むことは、結果として身体に悪影響を及ぼしているのではないかということです。肝臓や腎臓の処理を上回るような薬の副作用が蓄積している可能性があるのです。それがなくなって、かえって身体に良かったのかもということです。


 新型コロナによる受診控えが多剤処方という日本医療の悪弊にブレーキをかけて、死者が減った可能性があるとしたならば、コロナは日本社会が抱える様々な病をあぶり出してくれているとも言えるのです。なんにせよ、人間らしく自然に生きるのが一番ですね。


 このコロナがおさまったら、今回問題になった実に多くの日本社会の病巣にこそ、メスが入れられるべきでしょう。

令和3年2月6日(土)

 

2021年02月06日|分類:社会, 科学