ハッカーに狙われた水道システム

 アメリカで、地方の水道局のシステムにハッカーが侵入して、投入される薬剤(水酸化ナトリウム)を100倍にしていたことが判明。幸いすぐに異常に気がついて被害には至らなかったという。

 水道、原発、ダムなどインフラ設備が狙われているかとは、かなり前からいわれてきたが、これまでは具体的な被害は公にされてこなかった。それが、こうして一般のニュースに流れるようになったほど、事態は深刻化しているとみるべきなのだろう。

 たんなる社会混乱を楽しむ愉快犯なのか、外国や反政府勢力によるものなのか、なかなかわからない。しkしすでにサイバー戦争は始まっているのだから、今後この種のテロはより多くなるだろう。テロリストがIT技術を身につければ、銃を持たない攻撃が日常化してむしろ社会が混乱する恐れがおおきい。
 となると、いやでもサイバー空間(ネット)の監視と制御を国として行うことが重要になる。さもないと、中国や北朝鮮のような統制の強い独裁的な国家が、自由で統制のない国よりもむしろ守られることになってしまう。この矛盾を日本国民はもっと真面目に考えるべきなのだが、ひたすら権利をヒステリックに叫ぶばかり。



 日本のテレビは、相変わらずとんちんかんなコメント垂れ流し。このニュースに対して、「世界で水は貴重なのだから大切にして欲しいですね」とのコメント。何だこれ?

 インフラが狙われた恐ろしさも、危機感も全くゼロ。この人おかしいじゃないの?高学歴馬鹿の典型なのかな?こののんきさ、無知さが、反日国につけ込まれる原因ともなっているのだが。この手の人間はハッカーよりも恐ろしい存在なのかもしれないな。


令和3年2月10日(水)

 

2021年02月10日|分類:安保, 社会