ロシアのハイブリッド戦は日本でも始まっているのではないか

 先日、久しぶりで携帯でSMS(ショートメッセージ)を送信したら、そのすぐあとにスパムのSMSがきました。その中身がなんとロシア語だったのです。数年前からSMSのスパムや不正メールが、問題となってきましたが、多くは日本語または奇妙な日本語のメールでした。

 いっぽうで、パソコンで受信するメールでの迷惑・不正メールは、相変わらずほぼ連日とどきますが、その中で言語設定がおかしなものが含まれているようになりました。それも中国語が多かったのですが、ここ1年くらい前からでしょうか、ロシア語が出てきたのです。

 さらには、個人のホームページへのアクセスログにも、新しいタイプのおかしなログが見られるようになりました。ロシアのサーバからの不正アクセスや、サーバがアメリカにありながら、中身がロシア語のサーバーからのアクセスなどです。しかも、表向き(?)は、ECサイトなのです。ECサイトのアドレスやURLを使って、なぜ日本のホームページに大量のアクセスが成されるのでしょうか?

 個人的な経験だけでも、すでにこれだけの事が起きているのですから、日本の国全体では、すでに隠れた被害が、かなり出ていると考えても良さそうです。


 もはや珍しくもないサイバー空間での戦いですが、サイバー戦にも主な目的があるはずです。北朝鮮の場合には、お金を得ることが主目的でしょう。中国は、まさにハイブリッド戦と呼べるような、しかしより息の長い日本国内攻略を目的としているのでしょう。では、ロシアの日本へのサイバー攻撃の主目的は何でしょうか?これまでは、反日勢力などへの支援や共産主義思想の浸透ととれるものでしたが、最近は寄り明確な目的の下に行われているような気がします。それが何か。

 中国の台湾や尖閣侵略にあわせて、北方四島どころか、北海道侵略の夢よもう一度などという馬鹿げた事すら、陰謀論ではすまないのかもしれません。一部の専門家からは、ロシアが対米戦の一環として、千島周辺の軍備増強を図っているとも指摘されています。


 憲法9条があればとか、平和を守れとか、およそ現実離れした言霊平和主義をいい加減で払拭しないと、中ロによる日本の一部支配などということにもなりかねません。
いわゆるリベラルな日本の大手メディアは、これら日本の安全保障に関わるまともな報道をほとんどしません。経済安全保障の責任者が、新聞社の女性記者と不倫をして情報を漏洩した疑いまで出ているのが現状ですから、もはや言葉もありません。

 いわゆるゆでガエル状態の経済によって、今や50年前の日本の国力に低下したと言われます。ゆでガエル状態なのは、経済だけではなく、情報やSNSの世界も全く同じなのです。それをすべての国民が認識すべきでしょう。


【注】(*)ハイブリッド戦
  これまでは武器を使った衝突の形が戦争でしたが、ロシアがクリミアを侵攻したときなどにおこなったのが、ハイブリッド戦と呼ばれる新しい戦争の形です。軍隊を強引に侵略させるのではなく、相手国内を混乱させたり、情報を遮断して、特定の方向に誘導したりしながら、内部崩壊させてしまうやりかたです。その中心的な戦場のひとつが、サイバー空間です。SNS情報はもはや信用できる情報ばかりではないのです。


令和4年2月21日(月)

2022年02月21日|分類:安保, 政治, 社会