キャリアって何さ
女性のキャリア志向が高まっている。新しい家庭のあり方が広がっている。1割程度しかないアンケート結果をとりあげて、ひたすら過大に喧伝するメディアが多い。テレビなどのメディアはとにかく大げさにあおって火のないとこでも煙を出させることが、自分たちの利益にかなうと思っているのだろう。
それはさておき、彼女らが口にする「キャリアを積みたいから」って、そもそもどういう意味なのだろう。企業に勤めて、出世して、あわよくば社長にまで昇りつめるということなのだろうか?
それとも、辞書にある「職業・技能上の経験。経歴」という素直な意味、あるいは小難しいキャリア定義をしている役所(厚労省、文科省)の定義に書かれたような意味?
キャリア教育がすでに学校で行われているのであれば、本来なら、簡単かつ誰でもが同じ意味で使うはずなのだが。どんな教育をしているのでしょうかね?
本来の職業上の技能的経験をいうので有れば、会社に入ることも、事務職になることも、およそ関係の無い話ですね。
安くこき使える若年労働者、特に女性労働者を大量に確保するために仕掛けた社会(政財官)の罠に、あなたもはまっていませんか?だいたい、カタカナの言葉を持ち出した時点で、ごまかす気持ち有りと考えた方が良いのだろう。
それにしても、キャリアを積むためには多様な職業で働く場がなくては話にならない。いまの日本は、職業に差別を持ち込みすぎていないだろうか?
令和4年5月2日(月)