41年間の無為無策

 また子供の数が減少した。これでなんと41年連続の減少である。少子化とかいいながら、政治家も官僚も、世の指導者達も、少子化など気にしていなかったという事なのだろう。財界は、口では少子化は消費が減るからよくないとかいいながら、その実、少子化をさらに進めるような政策ばかり国に押しつけてきた。そして、今も海外から移民を入れれば良いなどと言う馬鹿げた事を本気で進めようとしている。

 弊著ですでに取り上げてきているが、先進諸国で移民を入れて少子化が抑えられた国はないのだ。外国からの移民だって、同じ人間である。暮らしている社会での生活に順応してしまえば、その国の国民と同じになる。さらに悪いことに、移民2世は生まれたときからその国にいるので、移民先の国民と同じだと思っている。ところが元の国民はそれを認めないで、安価な労働者として扱う。その結果、テロや犯罪の種が生み出されることになる。この現実、なぜメディアなどは伝えないのだろうか?ネットでは、それらの国に長いこと暮らしている日本人が、その現状を報告してくれているのに。

 少子化は何かひとつの策を実行しても成果は出ない。社会のあり方そのものを変えていかない限り、止めることは出来ない。このまま100年続けば、いわゆる今の先進国の国民は皆姿を消すことになる。国名は同じでも、民族の違う国民が暮らす国々。一体どんな国なのであろうか?

 この国の改革は待ったなしなのだが、まずは政治改革で腐った政治家を一掃しない限り、未来は暗い。

令和4年5月5日(木)

2022年05月05日|分類:政治, 社会