中途半端な支援は意味があるのか
ウクライナ戦争では、欧米の武器供与がウクライナの望んだようには運んでいないようです。領土を割譲してでも戦争を終わらせるべきだというロシア寄りの意識を持つドイツ、フランス、イタリアなどは、武器供与も及び腰というか、口先と実行が違っているようです。アメリカもまた、とにかくロシアに核を使わせたくないの一点張りで、時間稼ぎのようなことさえおこなっているようです。結局、自分の国は自分で守るしかないのですね。
それでもドイツのように、いやいやながらも方針を変更して武器供与に踏み切った国もあります。では日本はどうでしょうか?憲法やら何やら制約があって、武器はだせません。せめて、防弾チョッキやヘルメットを提供します、ということです。
そもそもなぜ今回は日本が積極的に西側の軍事支援に参加したのでしょうか。いうまでもなく、日本有事の時には、ヨーロッパなど西側の国々に支援して欲しいからです。でも、こちらがヘルメットしか出さないのに、彼らが戦車を供給してくれるでしょうか?外交の基本は、お互いに同レベルということです。今日本が軍事支援をしないのは、あくまでも日本の勝手な言い分にすぎません。少なくとも国際社会の常識では。なら、相手も同じでしょう。
国際社会と一緒にと常に言い続けていますが、何かあると日本には禁止された法律があるので、と逃げるのです。こんな国を世界は本気で助けるでしょうか。 私には信じられません。
都合のいいときには国際協力と言い、またあるときは国内の都合で出来ませんと使い分ける。こんな国の国民である事が恥ずかしいです。
令和4年6月18日(土)