なぜこんなに振り込みミスが多いのか?


 「給料286カ月分が誤って振り込まれ…チリ人男性が2800万円着服してドロン!」(日刊ゲンダイ)
 こんな記事がありました。最近、とみに振り込みミスのニュースが目立つような気がします。で、記事になるのはお金を返還しないからで、ミスはもっと多いのかも。

 途上国から出稼ぎ出来てる人にとって、とんでもない大金が入れば持ち逃げも当たり前かも。これをきちんと取り締まる法律はあるのだろうか?

 それはさておき、なぜこんなに振り込みミスが多いのか。ほとんどが人的なミスなのだから、やはり気の緩みとしか言いようがないです。特に自治体や公的組織の人にとって、扱う金は税金だから、まさに他人の金なのでしょう。自分の金なら死に物狂いでチェックするでしょう。
 それでも人間ミスします。だから複数の人によるダブルチェックが行われているのに、ミスのあったところでは、およそこれをやっていないようです。

 他にも問題は色々あります。最も疑問なのは、ミスに気付いたらなぜすぐに金融機関で手続きをしないのでしょうか?口座をおさえて、マイナス金額の振り込みが出来る仕組みを整えるべきでしょう。すくなくとも、国や自治体にはこれを許すべきです。

 また、振り込み処理のデータ入力システムも、なぜ異常データのワーニング機能がないのでしょうか?さらには、人間まかせではなく、もっと機械化された振り込みシステムは出来ないのでしょうか?

 デジタル化の前に、機械化の基本を教育すべきなのでしょうね。学校の情報教育では、こういう周辺の情報も教えるべきでしょう。やることが多いですね。

令和4年6月29日(水)

 

2022年06月29日|分類:社会