岸田総理は変わったのか?
岸田総理が昨日の会見で、安倍元総理の国葬や原発再稼働の指示などを発表した。これを受けていわゆる保守層と呼ばれる人達からは歓迎の発言が出ている。岸田総理が変わったのではと喜ぶ声もある。
私は、彼の昨日の会見内容ではなく、少し前から彼が変わってきたように感じていた。それが安倍元首相銃撃事件以降さらに明確になった気がしている。そのように感じた理由は、「顔つき」である。
失礼な言葉で申し訳ないのだが、私は彼のいつも薄ら笑いを浮かべているような、にやけた顔が嫌いだった。そのにやけさが取れた感じがするのだ。
総理大臣という最高権力者ではあるが、その重責、孤独さは、経験者以外わからないだろうと推測する。彼も、これまでの総理職の経験から、自ずと顔つきが変わったのかもしれないと思う。
人間の内面は顔に出るという、とすれば、彼の内面に少しは変化が見られたのかもしれない。ただ、喜んでいる人には申し訳ないが、顔つきが変わることと、政策への考え方が変わることは同じではない。むしろ、より自分の思うことをやろうとして、よりリベラルな政策を実行に移すかもしれないのだ。
ただ一つ言えそうなことがある。それは彼は極端に自分への評価、国民の態度に敏感だという点である。悪く言えば、究極のポピュリストかもしれないが。国葬にしたのも、海外からの高い評価と、国民の献花・哀悼表現に驚いたのが影響してることは間違いないと思う。
ならば、多くの国民が今回のように、本当の気持ちを素直に、でも積極的に表現することで、メディアによる評価よりも国民の評価を大事にするようになるかもしれないと思っている。
今後の政策内容を注視していきたい。
令和4年7月15日(金)