海外で性被害に遭わないために(女性への忠告)


 グローバル化の進展と共に、多くの日本人が海外に出かけていくことも、ごく日常の事となりました。ですが、海外で犯罪に巻き込まれるなどの被害は、未だに後を絶たないようです。特に女性が性被害に遭うことも、未だに珍しく無いのです。

 皆さんは、レイプの世界ランキングというのをご存じですか?ネット検索すると実にたくさん出てきます。出てきたランキングそのものをあまり信用しないでください。というのも、レイプという性犯罪の内容が国により異なりますし、しっかりと犯罪件数をとっていない国、全く犯罪数など不明の国も多いからです。さて、このランキングは、人口10万人あたりでのレイプ件数の数値を基にしています。日本は無論OECD最下位ですが、最近は数値そのものは上がっているような気がします。
 それでも、このランキングから学べることがあります。まずはそれを見ていきましょう。それはそのまま女性の皆さんへの警告にもなっています。

欧米先進国は安全など大嘘

 ワースト10に入る国で目立つのが、スウェーデン、フィンランド、カナダ、ニュージーランド、イギリス、アメリカなどでしょうか。つまり先進国が軒並みレイプ大国なのです。ここでは入っていませんが、フランスもまた性犯罪大国として有名です。
 この背景は色々あって難しいのですが、ひとつは白人国家に人種差別感が歴然としてある事、大量に受け入れた移民による性犯罪も多発している事などが考えられます。
 北欧の福祉国家として有名なスウェーデンは、レイプ大国としても有名です。常に五本の指に入ります。ですが、この国はレイプという性犯罪に非常に厳しいからだという擁護論も確かにあります。日本ではレイプには成らないようですが(違っていたらごめんなさい)、肛門(アナル)や口腔(イラマ)もレイプと見なされますし、被害者の性別、年齢での違いはなくカウントされます。さらに北欧では夫婦間のレイプも成立します。これでは夫婦がすぐ別れるはずですよね。
 それにしても、これらがあるにしても、差が大きすぎます。少し古いですが2010年のデータでは、日本が1.02なのに対して、63.53です。60倍もの差は、法律の違いだけでは、説明しきれないと思いますが。

インドは世界有数のレイプ危険国家

 アジア地域でのレイプ大国は、インドとオーストラリア、ニュージーランド、韓国です。特にインドはこれから相互の行き来も盛んになるでしょうからなおさら要注意の国です。
 インドは国を挙げて性犯罪の撲滅に力を注いできましたが、強固な男尊女卑の考え方が残っており、女性を奴隷のように見なす古い思考も消えていないのです。レイプが悪質な犯罪だという認識が男性に希薄なのです。
 日本人女性の被害も発生しています。インドでのレイプの特徴は、集団レイプと拉致監禁です。22才の日本人女性は、連れ去られて5人に乱暴されただけでなく、一ヶ月にわたり監禁レイプされ続けました。他の日本人女性の被害もほとんどが、集団によるものです。それでも、死にそうになったためにその辺に捨てられたのはまだましだったようです。レイプ後、面倒なので殺害するのは、珍しく無いのですから。これは世界共通です。

気を付けるべき事

 性犯罪だけではなく、泥棒などの犯罪被害に日本人は会いやすいようです。観光旅行でも仕事でも、海外で気を付けることはたくさんあります。そのうち性犯罪に関する事をいくつか取り上げてみます。私自身も海外30ヵ国位には足を踏み入れていますので、その経験からも。

・日本と海外は別の生物(一応人間)が生息していると知る

 話せばわかる、世界はひとつ、グローバルが当たり前、どこにでも犯罪者はいるなどとよく言われますが、だからといって、日本よりも治安が極端に悪いという現実は覆い隠せません。ですが、日本と全く同じ感覚のまま外国に出かける日本人が多すぎます。性犯罪だけでなく、独裁国家による無実の罪での刑務所行きなど、日本人は甘すぎます。
 特に、何かあったら逃げればいいやという考え方は誤りです。はじめからおかしな場所や人には近づかないことです。
  
・外人の日本語に弱いのは致命的

 海外でも日本でも、日本人は片言の日本語に非常に弱いのです。勝手に親近感や安心感を覚えてしまうのです。しかし日本女性を狙う犯人のほとんどはそれを悪用しています。特に最近は、日本に来たことのある性犯罪者も目立ちます。日本女性は、日本語で声を掛けるとすぐについてくる、おとなしくて抵抗しない、などと日本で学習しているのです。
 なら通訳するほどの日本語なら良いのか、それもだめです。ガイドなどの中には、現地で有名になっている日本人専門の犯罪者がいます。この場合には、窃盗だけでなく詐欺や性犯罪が多いのです。極論すれば、日本語を話して近づいてくるのは、100%皆犯罪者です。

・観光地なら安心は大間違い そして国内でも

 先のインドでもレイプが多い場所は皆観光地です。なぜって、カモが多いからです。観光客など人が多いところなら安全は、勘違いです。また、海外では助けてくれる人などおよそいませんから。たとえば高い料金をふっかけられるのがわかっていても、現地人は見て見ぬふりをします。だって、外貨を稼ぐのですから。またレイプ犯は人の目など気にしません。最近日本国内で、中国人観光客に声を掛けられて親切に道案内をかって出た女性が、トイレに連れ込まれて乱暴されました。また難民申請しているクルド系トルコ人が集団で、女性に乱暴しています。日本にきて、日本人を狙うのですから、この神経が他民族の気質です。

 また、今年(2023年)6月には、ドイツの観光地で、アメリカ人観光客が、女性に暴行してさらに坂の上から突き落とし、もう一人にも性的暴行を加えたうえで、突き落としました。一人が死亡しています。もはや、世界中安全な所などないのです。

・タクシーなら安心は大間違い

 最近は知れ渡ってきたようですが、昔日本人は海外で簡単にタクシーに乗って被害に遭う事が多くありました。特に女性が一人でタクシーに乗るなど、誘拐してくださいと言ってるようなものです。物や金を盗まれるだけならまだましです。海外では、奴隷制度の歴史があるためか、人間を誘拐して監禁する事に抵抗がないようです。日本でも最近まねした犯罪が多くなったようでいやですが。
 タクシーを利用するなら、ホテルからとか、会社の受付に呼んでもらうなどして利用しましょう。原則一人乗り禁止です。

・複数人なら大丈夫も間違い

 インドでは犯人が複数の事例も多いと述べましたが、逆もあります。こちらが複数なら安心、ではないのです。20年前にイタリアで起きた有名な事件では、日本人女子大学生6人が、のこのこついて行った犯人の部屋で全員乱暴されたのです。安全に対しては、行動の境界線を考えておくべきなのです。たとえ複数でも、ここから先は危険だなと常に考えておくことです。この犯人は、日本に来たこともあるイラン人です。欧米で、その国の人間に化ける犯罪者はたくさんいます。

・海外ではおしゃれしない

 海外旅行になれた日本人女性が口をそろえて言うのが、服装や化粧です。日本と同じ感覚で、外出着を着たり化粧したりしていると、相手にはいいカモにか見えないのです。特にスカートやノースリーブなど、肌の露出した服は娼婦の服装だと思った方が良いでしょう。大学や会社に行く時でも同じです。

・知人や女性も信用しない

 日本でもそうですが、性犯罪の加害者は以外と身近にいたりします。知人だからといって、完全に信用するのは考え物です。また、最近日本でも出てきましたが、男女の犯罪者も珍しくありません。女性がいれば性犯罪は大丈夫、というのは甘い考え方です。男の為に協力して、金銭をもらう女性は普通にいますから。

・留学・ホームステイでも性犯罪は多発している 犯人は日本人だ!

 NHKが去年(2022年)Web特集で「日本人留学生の性被害 加害者は駐在員 見知らぬ土地で何が…」という記事を載せました。NHKは戦後日本人の自虐的思考の刷り込みに協力してきた団体ですが、今も続いているのかもしれませんね。それはさておき、女性の性被害そのものは問題なのですから、取り上げておきましょう。
ー海外留学で性被害に遭った女性は30%に上る。そのうち56%が日本人の現地駐在員が加害者。
ー現地の外国人にもアジア人はセックスワーカーと言われて性被害に。
ーホストファミリーが加害者の例もある。
ー被害は世界各地で起こっていて、ヨーロッパや中南米、アフリカでは、留学生の数に比べて被害件数が多い。
 海外留学が当たり前のようになっていますが、その実態はかなり深刻な問題を内包しているのです。よく調べましょう。

・駐在員の家族も被害者に

 駐在員の話が出たので、思い出しました。まだ昭和から平成にかけての話です。日本企業はアジアの各国に駐在員を派遣していました。単身赴任なら良いのですが、そのうち家族が行くようになりました。そこで、奥さんが現地の外国人から性的暴行される事件が多発して、企業側がその対策に頭を痛めたことがあります。有る企業では半数近くが被害に会い、帰国させる事例が相次いだのです。グローバル化などという言葉がまだ一般的で無かった時代です。多くの駐在員家族が精神を病む事態は、長く続きました。昔から、日本人の危機意識は希薄なのです。


 長々と述べてきましたが、言えることは日本人の気質(性格)がここにも影響を与えていると言うことです。危機意識があまりにもないということに加えて、外国人に甘いという気質は「外来崇拝」が形を変えたものと言えるのでしょう。くれぐれもご用心を。

令和5年7月2日(日)

 

2023年07月02日|コラム・エッセーのカテゴリー:海外・世界, 社会