抑止力としての「無言」

 非核三原則など日本は多くのことを言葉にして宣言しています。そしてそれを約束として馬鹿真面目に守り続ける。これは防衛から見れば、わざわざ手の内を敵にみせているばかりか、約束までしていることになる。この馬鹿げた振る舞いは、いい加減で卒業しなくてはならないのです。

 非核三原則については、防衛上の機密として一切コメントしないことにすべきなのです。実際、イスラエルのように核の保持そのものを決して公言しない国も有ります。それが防衛上、抑止力上当たり前のことなのです。むろん、逆に言うことが抑止になる事もあるわけです。北朝鮮はそれをやっているわけです。すでに核保有国だぞと脅すことで、防衛としているわけです。

 こういう当たり前の事をいうだけで、非核三原則をないがしろにする右翼と決めつけて、徹底的に非難するのが今の日本社会です。特に野党政治家だけでなく、メディアのすさまじい攻撃は、一体どこの国の住民なのかと言わざるを得ません。この人達は、自分達は何があっても殺されないし、攻められない神のような能力を持っていると、本気で考えているのかもしれません。そうでもなければ、自分から自分の首を絞める愚かな行為の説明はつかないのです。まさに人格障害症候群のひとつでしょう。

令和5年5月22日(月)

2023年05月22日|分類:安保